首の痛み

首の痛みは寝違えの様な急な痛みから、慢性的に痛みが続く場合など様々になります。

 

寝違えでは朝起きて急に首が回らない。
車の運転で振り返るのがつらい。
上を向く事が出来ない。
酷い場合は歩くだけでも首に振動が響き痛くて動けない。
という症状を感じ様になります。
重い感じや疲れから段々と痛みが強くなる場合もあるが、ほとんどの場合、原因なく急に強い痛みを感じる様になります。

 

慢性的な痛みでは筋肉(筋膜)・神経・関節のどこが原因かによって痛みも異なります。
コリや張り、重い感じ。
じっとしていても痛む。
動かすと痛い。
しびれを伴う痛み。
首や肩の痛みに加え、頭痛やめまいなどの症状を伴う場合もあります。

 

 

なぜ、起こるの?首の痛みの原因

@筋肉・筋膜性の痛み
A関節の変形
B神経の圧迫

 

筋肉・筋膜性の痛み

このタイプの首の痛みは普段から肩こりを感じている場合が多く、肩こりの症状として慢性的に首の痛みを感じる。首・肩の筋膜の癒着により筋肉の緊張が強くなる事で筋緊張性頭痛を伴う場合もあります。
パソコンなど仕事での姿勢・運動不足・精神的なストレスなどによって肩・首の筋肉は過緊張を起こし、筋膜の癒着状態となり、首の柔軟性が低下し、首の可動域(首の動き)が悪くなっています。
ストレスや疲労の蓄積、寝相が悪い方や合わない枕を使っていると寝違えを起こしやすくなります。
筋肉の痛みは首を動かす事で感じる事が多く、特に振り向いたり首を横に倒す際に筋肉が伸ばされる動きで痛みがでるのが特徴になる。

 

 

首の関節の痛み

このタイプはストレートネックなど姿勢が悪い場合に上下の頸椎同士がぶつかる事で「椎間関節」が変形を起こし痛みを感じる様になる。
ストレートネックはパソコンや事務仕事など同じ姿勢での作業の方に起こりやすく、猫背になり顎や頭が前方にズレて、頸椎の前湾が少なくなる事で椎間関節が圧迫され、変形を起こしやすくなります。
また、交通事故の古傷やスポーツで繰り返し関節がダメージを受けると関節に負荷がかかり関節に炎症を起こして痛みを起こす場合もあります。
関節の痛みは首を捻ったり倒した際に、動かした側の関節を圧迫させる事で痛みが誘発される。筋肉・筋膜性の痛みとは反対になります。
病名としては変形性頚椎症やむち打ち症などが該当します。

 

 

神経の圧迫による首の痛み

このタイプは単に首に痛みを感じるだけでなく、首から肩や腕、手にかけて痛みや痺れを感じます。これは、頸椎の「ルシュカ関節」に変形が起こり神経が圧迫される事で起こるためで、首で神経が障害され神経の走行上や支配する範囲に痛みや痺れとなって症状が起こります。
ルシュカ関節の変形は加齢などで自然に起こる事が多く、症状も急で原因不明の痛みや痺れを感じる様になる。
神経の圧迫による痛みは強い場合、じっとしていても痛む自発痛がみられる。
自発痛のない場合でも上を向く動きで首に痛みや片側の腕や手のしびれを伴います。
あくびやうがいをする際に痛みやしびれを伴う事が多く、床屋での髭剃りや美容室での洗髪の際に痛くて上を向いていられないという訴えをする方が多くみられる。

 

神経を圧迫し首の痛みが起こる疾患の代表として、頸椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症、頚髄症がみられます。

 

 

首の痛みを改善するには

寝違えによる痛みは一時的な痛みの場合が多く、3日〜1週間程度で自然と痛みは落ち着いていきます。
慢性的な痛みの場合、筋肉・筋膜性の痛みや関節性の痛みは筋膜の調整により首の動きや姿勢を改善する事で首の痛みの改善が可能です。

 

神経の圧迫による痛みは神経圧迫の程度がどれぐらいかが重要になります。骨の形状的に神経の圧迫が強い時は手術が必要になる。
首の痛みだけでなく、腕や手にしびれを感じている場合や安静状態でも首に痛みを感じる場合は精密検査が必要になります。

 

筋膜の調整では、首局所だけでなく、腕から胸、顎など関係する部分の状態を全体的にチェックした上で首を重点に施術を行います。
一般的なマッサージやリラクゼーションに比べると、筋膜整体はグイグイ揉んだりバキバキする事もないため、受けた方は「ソフトな刺激」と思われる方が多い様です。
しかし、治療後は首や肩甲骨の動きは良くなり、治療前は重かった肩もすっきりと軽くなります。

 

 

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