筋膜整体と筋膜炎について

筋膜について調べると○○筋膜炎という疾患名がみられます。
当院で行っている筋膜整体は筋膜癒着を解除する整体法ですが、○○筋膜炎という疾患は筋膜の癒着による痛みではありません。
筋膜炎とは筋疲労や筋肉に繰り返し刺激がかかる事で筋肉を包んでいる膜の筋膜に炎症が起こる状態であります。
主に腰や足裏の筋膜に炎症が起こりやすく、代表的な疾患に筋・筋膜性腰痛・足底筋膜炎がある。

 

 

筋・筋膜性腰痛

腰周辺尾の筋肉疲労による筋膜炎。
腰に負荷のかかる作業や負担のかかる姿勢を続けると腰の筋肉が緊張して、血行が悪くなる。
軽度なら重い、軽い痛みだが重症では筋膜炎を起こしぎっくり腰の様に動けなくなる程の痛みになる場合もある。
仕事上腰に負担のかかる方や悪い姿勢でいる事が多い人に多く見られる。

 

足底筋膜炎

スポーツによる足の裏の筋膜炎。
足底筋(特に内側と中央部)は踵の下側から足指のつけ根をつないでいるひも状の筋肉。
土踏まずを作る筋肉であり、踵の骨を引っ張り合う力の繰り返しで負荷がかかり足底筋の筋膜炎症が起こる。

 

特に陸上競技選手やジョギング愛好家などに多く、逆に運動不足な方が出かけて歩きすぎた時にも起こる。
慢性的な疲労で起こる事が多く、踵から足裏の痛みが慢性的に続特し起床時の歩き出す時に感じやすい。
歩く際、足を蹴りだす時に足底筋は伸張され強い負荷がかかる。
そのため、筋肉に柔軟性がない起床時は歩き出しに痛みを感じやすくなる。

 

 

筋膜炎と筋膜癒着の違い

筋膜炎は筋肉の使いすぎで繰り返し負荷がかかる事で筋肉をつつむ筋膜の筋外膜に炎症が起こった状態。
筋外膜は単に筋肉を区画するだけの筋膜で全身的な繋がりがなく、炎症が起きた部分の局所的な痛みが特徴。

 

筋膜の癒着筋肉を包む筋膜や浅筋膜などが癒着といって、くっついてしまった状態。
癒着を起こす浅筋膜は全身に繋がるため、足の筋膜癒着で腰が痛くなったり腕の癒着で肩がこるなどの影響があります。
筋膜の癒着は現代医学では○○病といった疾患名はなくいわゆる『腰痛』『肩こり』などの症状名で総称されています。

 

筋膜炎と筋膜癒着は厳密にいうと違う状態にあります。
しかし、私の考えでは筋膜の癒着があると筋膜炎が起こりやすい状態だといえるでしょう。
筋膜癒着により姿勢や体の可動性が悪く、そのままで無理をすると体に負荷がかかり筋膜炎を起こすのでしょう。
だから、当院では筋膜炎の施術には炎症に対する局所的な施術だけでなく、全身的な筋膜の施術も行っていきます。

 

 

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